ソーシャルレンディングは危険?おすすめしない?失敗しないためのソーシャルレンディングリスク回避法

ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングにはどんなリスクがあるの?危険な投資なの?そんな疑問にお答えするために、今回はソーシャルレンディングのリスクを徹底的に洗い出してご紹介します。また、リスクの回避方法や対策もあわせてご紹介しますので、ソーシャルレンディングで失敗しないためにぜひ一度チェックしてみてください。

ソーシャルレンディングのリスクまとめ【初心者必見】

ソーシャルレンディング_リスク
ソーシャルレンディングはここ数年で急成長中している投資方法!
最低1万円からスタートでき、放置しておくだけでOKというメリットがあるため、初心者でもはじめやすい投資として注目されています。

しかし、ソーシャルレンディングは投資である以上リスクがあることも事実です。どのようなところが危険なポイントなのか、以下ではソーシャルレンディングのリスクを徹底的に洗い出してご紹介します。

大損をする可能性がある(元本保証がない)

ソーシャルレンディングにおける最大のリスクは、「元本保証」がないため損をする可能性があることだと言えます。元本保証とは投資したお金が確実に返ってくる制度のことです。

損をする可能性があると聞くと「怖い」「不安」「危険」と思うかもしれませんが、投資である以上は損をするリスクがあるのは仕方のないことです。株、FX、先物取引、バイナリーオプションなど、どの投資においても損をする危険性はあります。

返済遅延(デフォルト)が起こることもある

ソーシャルレンディングでは返済遅延が起こる可能性があります。返済遅延とは貸したお金が予定通りに返ってこないことです。返済遅延の状態が続き、そのままお金が返ってこなければ、最終的にはデフォルト(貸し倒れ)となり投資したお金を失ってしまう危険があります。

デフォルト(貸し倒れ)したからといって投資したお金が全額なくなってしまうとは限らず、一部が返ってくる可能性はあります。しかし、上記でも述べたように損をする可能性があることは覚えておいてください。

投資する企業の詳細がわからない

ソーシャルレンディングは投資をする前に案件ごとの利回りや投資期間、どのようなタイプの案件なのかなどの概要を知ることはできても、投資をする企業が具体的にどの企業なのかを知ることはできません。

理由としては、ソーシャルレンディングの仕組み上借り手企業の匿名化が必要だからです。しかし、2019年3月に金融庁から匿名化解除の見解が公表されましたので、今後は匿名化をする必要はなくなります。

ソーシャルレンディング_リスク_匿名化解除
参照:金融庁における法令適用事前確認手続(回答書)

ここで注意しておきたいのが、匿名化をするな!というわけではなく、あくまで匿名化が不要になるだけですので、匿名の借り手が今後全くいなくなるわけではありません。

お金を貸した会社が倒産する可能性がある

ソーシャルレンディングにおける大きなリスクの一つが、投資をした企業が倒産する可能性があることです。倒産した場合でも貸したお金が全く戻って来ないわけではありませんが、デフォルト(貸し倒れ)の可能性が非常に高くなります。

上記で述べた「匿名化」の関係で投資する先の企業の詳細が分からないため、この企業は倒産しないだろう、この企業は危険といった判断が難しくなっているのです。

行政処分を受けているやばいソーシャルレンディング事業者がある

ソーシャルレンディングサービスを提供する事業者の中には、業務改善命令・業務停止命令・登録取り消しといった行政処分を受けている事業者があります。日本で初めてソーシャルレンディングをはじめた事業者であるmaneo(マネオ)も行政処分を受けたことがある事業者の一つです。

行政処分を受けているからといって悪いことをしている危険な事業者と決めつけることはできませんが、何かしらの問題があったことは事実なので、投資をする際は十分注意が必要です。

一度投資をしたら途中でキャンセルできない

ソーシャルレンディングは一度案件に投資をしたら途中で解約やキャンセルをすることができず、決められた投資期間が終了するまでお金を動かすことができません。株やFXのように頻繁に買ったり売ったりする投資ではなく、一定期間お金を預けておく投資だと言えます。

ソーシャルレンディングの案件に投資をした後でお財布事情が変わって急にお金が必要になっても、お金を引きだすことはできませんので注意してください。

案件が別でも同じ会社にお金を貸していることがある

ソーシャルレンディングでは複数の案件に分けて別々の企業に投資をしたはずのなのに、全て同じ企業への投資になってしまう危険性があります。なぜなら、同じ企業の案件が複数に分けられて募集されることがあるからです。

たとえば、【不動産会社X】が5,000万円の資金を調達したいとなった場合に、ソーシャルレンディングサービス上では1,000万円の不動産案件A、B、C、D、Eの5つに分けられて募集されることがあります。

同じ企業にばかり投資をしてしまうと、上記で述べたように企業が倒産した際のダメージが大きくなってしまい危険ですので注意が必要です。

ソーシャルレンディングのリスク対策【ソーシャルレンディング危険回避法】

ソーシャルレンディング_リスク対策
ここまではソーシャルレンディングのリスクや注意点をご紹介しました。以下ではどのようにリスクへの対策をするか、どうすればリスクを回避できるかをご紹介します。コツを知っておくだけでソーシャルレンディングで成功する確率がグンと上がりますので、ぜひチェックしてください。

信用できるおすすめされている事業者の案件に投資する

ソーシャルレンディングのリスクを回避するためにもっとも重要なのは、信用できる事業者を利用することです。上記で行政処分を受けている事業者があることをご紹介しましたが、問題を起こしたことがある事業者や違反行為をしたことがある事業者、返済遅延や貸し倒れ(デフォルト)する案件が多い事業者などは十分注意してください。

信用できる事業者としておすすめなのはSBIソーシャルレンディングやクラウドバンクです。SBIソーシャルレンディングは大手金融グループのSBIグループが運営していますし、クラウドバンクは平均利回りが高いにも関わらず安定した運営をしています。

この2社で投資をすれば確実に利益が出るわけではありませんが、初心者の方にもおすすめできる信用のおける事業者であることは間違いありません。

投資するお金は無理のない金額にする

上記でも紹介しましたが、ソーシャルレンディングは一度投資をすると投資期間中はキャンセルや解約ができません。そのため、投資をするお金は無理のない金額で、すぐに必要としないお金にしておくことをおすすめします。

大きな金額を投資して大きく儲けることを狙うのではなく、無理のない範囲の金額を投資して少しずつでも着実にプラスにすることが重要です。

分散投資する

ソーシャルレンディングのリスク対策として非常に重要なのが「分散投資」です。分散投資とは一つの案件にドカンと投資をするのではなく、様々な案件に少しずつ分けて投資をする手法で、返済遅延やデフォルト(貸し倒れ)のリスクを軽減することができます。

ただし、上記でも紹介したように様々な案件に分散投資をしていたつもりが、一つの企業の案件に投資をしている可能性がありますので、案件の業種を変えたり、事業者を変えたりすることで分散投資しましょう。分散投資の目的は案件を分けることではなく、投資する先の企業を別々にすることだからです。

担保付きの案件を選ぶ

ソーシャルレンディングの案件には「担保」が付いている案件があります。担保とは、もし借り手の企業が返済できなくなってしまった場合に、お金に変えて返済をするためのモノのことです。担保が思ったよりもお金にならない場合などがあるため、担保が付いているからといって100%安心な案件とは言えませんが、付いていない案件よりはリスクが低いと言えます。

投資期間が短い案件を選ぶ

投資期間が長ければ長いほど、お金を貸している間にトラブルや事故で会社が倒産したり、返済ができなくなる可能性が高いと言えます。ソーシャルレンディングで失敗しないためには、できる限り投資期間が短い案件を狙うのがコツです。

ただし、上記でも紹介したように投資期間が短い案件や利回りが高い案件はいわゆる「人気案件」ですので、すぐに募集が締め切りになってしまうこともあります。もし投資期間が長い案件しかない場合は、無理に投資をせずに新しい案件が出てくるのを待ったり、利用する事業者を変えるなどすることをおすすめします。

利回りの高さだけで案件を選ばない

ソーシャルレンディングに限らず、投資をする上で利回りが高い案件は何よりも魅力的です。しかし、利回りが高い案件はリスクも高い場合が多く、いわゆる「ハイリスク・ハイリターン」な案件である可能性があります。

特にソーシャルレンディングの場合は、利回りが高い案件は経営状況が不安定な企業が借り手であったり、海外の発展途上国の案件であったりすることが多いです。投資先を選ぶ場合は利回りの高さだけでなく、案件の信用性や安定性を見るようにしてください。

ソーシャルレンディングはリスク以外に気をつけるべき注意点もある

ソーシャルレンディング_注意点

ソーシャルレンディングにはリスクとまでは言えないけれど、注意しておくべきことがあります。以下ではソーシャルレンディングならではの注意点をご紹介しますので、これからソーシャルレンディングをはじめようとしている方はぜひ知っておいてください。

口座が増えていってしまう

ソーシャルレンディングは事業者ごとに専用の口座を作って投資を行いますので、複数の事業者の案件に投資をする場合はそれだけ口座が増えることになります。口座が増えれば増えるほどお金を分けて入金する必要があり、管理の手間がかかるので注意が必要です。

手数料がかかる

ソーシャルレンディングのほとんどの事業者は口座の開設、維持・管理、投資金の入金などを無料にしていますが、事業者の口座から出金する場合には手数料がかかります。手数料は出金する金額によって異なりますが、通常100〜500円程度かかりますので注意が必要です。

お金が早く返ってきてしまう(早期償還)可能性がある

ソーシャルレンディングは案件ごとに投資期間が決まっていて、期間が満了になると投資したお金が全額返ってきます。ただし、企業が予定していたよりも早く返済(早期償還)することがあり、そうなると予定していた利回りにならない場合があります。

たとえば、当初は投資期間が12ヶ月で利回りが5%と設定されていた案件において、企業が予定よりも早い10ヶ月で全額返済をした場合、利回りが5%よりも減ることになります。なぜなら、利回りは企業がお金を返済するまでの期間をもとに計算されているからです。

想定よりも企業が早く返済をした場合は儲けの金額が目減りする可能性があることを覚えておく必要があります。

申し込みから運用スタートまでに時間がかかる

ソーシャルレンディングは案件に投資をしたからといってすぐに開始するのではなく、募集が締め切りにになってからスタートします。リスクとまではいきませんが、株やFXのように入金してすぐに投資がスタートするわけではないことは知っておいてください。

人気の案件はすぐに締め切りになってしまう

ソーシャルレンディングの案件にはそれぞれ募集金額が設定されていて、上限金額に到達した案件は募集を停止するのでそれ以上投資をすることはできません。利回りが高い、投資期間が短かいなどのいわゆる「おいしい案件」はすぐに締め切りになってしまうので注意が必要です。

ソーシャルレンディングをはじめるならリスク管理をきちんとしよう

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ソーシャルレンディングには今回紹介したような様々なリスクがありますが、リスクがあるのはソーシャルレンディングに限ったことではありません。投資には必ずリスクが付いて回ります。

リスクを限りなく0に近づけるために、今回ご紹介したように無理のない金額で投資を行い、分散投資を意識してみてください。利回りの高さだけで案件を選ぶのも危険ですので、担保付きの案件を選んだり、信用できる事業者の案件に投資をするなどが重要です。